県政の動き−議会報告
【11.05.18】5件の議案、全会一致で可決
教訓を組みつくし私たちの町の防災計画を強固なものに
本日いっぱい5件の議案審議が行われました。
主なものは、東日本大震災の被災者に対する支援と、本市の防災力の向上のための補正予算です。
● 500万円 被災者への災害見舞金 1世帯8万円(一人世帯は4万円)
1カ月以上本市に居住の世帯
● 1950万円 被災者用市営住宅空家修繕費 30戸
5月9日現在 7戸29人入居
通常の定期募集・随時募集の空家修繕費30戸に追加
● 250万円 障害者・高齢者・児童福祉施設への被災者の入所支援費
受け入れ1人当たり5万円を施設へ 50人分予算化
● 1000万円 被災者用雇用奨励金 1人当たり10万円
3か月以上被災者を雇用する事業主へ 100人分予算化
● 572万円 防災倉庫整備費 災害地物資支援した分の備蓄不足補充
毛布 2500枚・ブルーシート300枚
● 279万円 緊急消防援助隊が現地で活動に使用した泡消火薬剤の補充
4KLの備蓄不足補充
● 666万円 無料耐震診断受診促進のための個別訪問強化の費用
啓発訪問員 2名→4名 訪問予定件数18,000件
● 500万円 緊急時防災行政無線固定系・移動系の適正配置の調査検討費
現在 固定系 67か所 移動系 110か所
● 300万円 防災計画など策定事業費
津波対策における的差異な避難所・避難場所・避難経路などの調査
以上、約6117万円を、財政調整基金5927万円、県よりの補助金約190万円での増額補正です。
まずこの予算は、ご縁があって四日市の街へ辛い思いの中、居を移してみえる被災者のみなさんの生活再建を支えるものでなければなりません。
2か月たってこれだけか、という声もありましたが、まずもってと言うことです。
26日に予定されている議員説明会で、今後の実質的支援の計画や、予算措置が説明されるということです。
被災地の様子は悲惨を極め、2次被害が広がっていると聞いています。避難所での生活は限界になってきており、また、あまりにも被害地域が広範囲のため、食べ物が届いていない方々もあるようです。ボランティアの絶対的不足と放射能だけでなく、アスベストなど有害物質の飛散で活動が困難な状況も報告されています。
「原子力より元気力」くらし方を考え直し原子力に頼らない、人間の力を、「出会い・ふれあい・助け合い」で作り直しましょう。
東日本大震災から教訓を組みつくし防災計画をしっかり見なおし、私たちのまちづくりへ活かしましょう。
その他、大震災による住宅や家財の損失を雑損控除として適用可能とする市税条例の改正と、名称変更や市議会基本条例の制定により関連する条例の文言の改正が行われました。全部で5件の議案が全会一致で可決されました。
通年議会ということで、18日は議了・閉会でなく、5月開会議会終了・休会ということです。6月開会議会は6月7日が初日となりますが、今月26日には議員説明会・常任委員会打ち合わせ、31日各派代表者会議・運営委員会・議案聴取会、6月2日議案聴取会、3日常任委員会管内視察となっています。もちろん、ヒアリングや質問準備、生活相談、行事・会議出席が目白押しです。
生活相談は、改選後、累積相談件数は28件です。