活動日誌−りかの「なんだかんだ」
【17.02.10】雪舞う中、解体中のガス化溶融炉へ調査に
三重県環境保全事業団 廃棄物処理センターの今・昔
また寒くなってきましたね。
午前中は、予算説明書類と格闘していました。去年の古い資料も引っ張り出してきたりしました。
午後、生活相談対応と、調査のために三重県環境保全事業団の桜にある「廃棄物処理センター・ガス化溶融炉」の解体現場に伺いました。
平成14年12月に廃棄物の受入れを開始し、三重県内の市町や企業から搬入された廃棄物の無害化・資源化処理を行ってきましたが、限りなくコストがかかるなどが問題になり、平成23年3月末で廃棄物の受入れを終了し、残存廃棄物の処理及び休止期間中の安全な管理のための処置を行った後、9月初めから施設を休止していました。
平成27年末より、解体工事が行われています。
反対運動がある中、税金を130億円もかけて作ったものを、約8億円かけて解体。建設にあたって県はもちろん出資しているけれど、四日市市も建設負担金10億を支出している。
ダイオキシンを外に出さない構造になっていたわけですが、休止して温度が下がったということで、機械の内部にはダイオキシンがこびりついているなど施設の中にはダイオキシンなどがあるわけなので、解体作業には立っていした管理が必要で、解体経費も一般の建物を壊すというだけのものとは比べ物にならないし、爆発などの事故が万が一起こったら大変ということできわめて頑丈に作ってあったことで、解体工事は困難を極めたようです。
稼働当初から赤字で、補てんのため20億円もの税金(三重県)が投入された経過もあります。稼働停止後も毎年4000万円の維持費がかかっていました。
やっと解体が進み、本当ならば、今年度末をもって、更地になるはず。
しか〜し!!解体工事を請け負った「明星ディストラクト」が、負債額約28億円で、昨年12月5日、民事再生法の適用申請を行いました。
同社は、東京都内で施工した工事において、元請として工事に携わるなかで施工体系図に虚偽の記載をしたとして、営業停止処分を受けたこともあります。
というわけで、11月から解体工事がとまっています。
えらいことです。
いろいろわかったことはありますが・・・長くなったのでこの辺で。
道中雪でした。お話を伺っているときにも、窓の外は吹雪。
外へ出て写真を撮る時には止んでいました。
ますます寒くなってきています、明日大丈夫かな。